17.『PON!PON!スタンプアイデアBOOK』こどものかお(監修)
スタンプ使わない人にもオススメ!
『PON!PON!スタンプアイデアBOOK』は、スタンプの使い方のアイデアBOOKです。
でも私はスタンプを使うためではなく、デザインの参考書として購入しちゃいました。
私には、絵を描いたりイラスト素材を作ったりという趣味があるんですが……『PON!PON!スタンプアイデアBOOK』がすご~~く参考になるんですよ。
どういう柄をどういう風に配置すればどう見えるのか、というのが非常に分かりやすく書いてあるので、本格的なデザイン本を買って志半ばで挫折した私にも直感的に「いいデザイン」が伝わってくるんですよね…!
もちろんスタンプを使う人にとっても、めちゃめちゃ参考になる書籍だと思いますよ!
市販のスタンプでも、押し方や押す場所を少し工夫するだけで、こんなにもオシャレなカードを作れるんだ…!と分かり、見ているだけで楽しいですし、真似してスタンプを使いたくなっちゃいます。
デザイン例がかなり豊富に載っているので、気に入る配置・配色が何個かは必ず見つかるはずです!
ところで、『PON!PON!スタンプアイデアBOOK』の紹介記事を書くのに際して、はじめてこの本が「こどものかお」さん監修ということに気付きました。
こどものかおさんといえば、Twitterなどで話題になった「ピクシーパウダー」の会社ですよね!
ピクシーパウダーは粉状の画材で、スプレーなどで水を吹き付けると、着色剤がランダムで広がってとっても綺麗なんです。
↑こんな感じだったり…
↑こんな感じだったり…
(ちゃっかり自分で作った素材を宣伝する…笑)
『PON!PON!スタンプアイデアBOOK』とあわせて『ピクシーパウダー』もオススメです。
想像以上のランダムさとスキャナで取り込めないラメ感が本当にキレイで、実物でしか味わえない風合いがありますよ!
個人的にはミッドナイトブルーがお気に入り。ブルーの中に散りばめられた紫色が絶妙に美しいです…!
16.『もやしもん』石川雅之
主人公は、菌が見える"だけ"の平凡な若者。
▼『もやしもん』はこんな作品!
・「かもすぞ」で有名
・肉眼で菌が見える農大生の物語
・ゆるキャラ、雑学、女装男子…ジャンルのごった煮なローファンタジー
『もやしもん』のあらすじ
「肉眼で菌が見える」特殊能力を持つ主人公・沢木直保は、幼馴染の結城蛍とともに東京の農業大学に進学した。
そこで祖父の友人・樹教授に能力を買われ、樹ゼミに顔を出すようになる。
菌が見えるせいで他人と距離を置きがちだった沢木は、樹ゼミで個性的な人々と出会い、彼らと様々な騒動を乗り越えて、少しずつ成長していく。
ゆるキャラ、雑学、女装男子、ロリータファッションに旅にラブコメ……いろんな意味で情報量がハンパない名作漫画!
『もやしもん』の感想・レビュー
私はとにかく『もやしもん』の絵が好きで…!!
絵柄がリアルとデフォルメの間のちょう~~どいい塩梅なんですよね…。
特に影の付け方がものすごく繊細で。
影はシャーペンで描かれてるんですかね…?それとも丸ペン?
あの繊細な濃淡と絶妙なカスレ具合、アナログ絵描きの端くれとしてはたまらないものがあります。
それと、『もやしもん』にはゴスロリファッションやロリータファッションが多く登場するのですが(農大物語なのに意外でしょう!?)、フリルの書き方もまた素敵なんですよね!!
描き方自体はもちろん、楽しんで描いてる感じが伝わってくるのがまた良いんですよ…。
『もやしもん』はロリータ系ファッションだけじゃなく、全体的にファッション(特にレディースファッション)のセンスの良さと描写の精巧さが光っていて、服が好な人にもたまらない作品だと思います。
ストーリーについてですが、『もやしもん』は主人公が活躍しない作品として有名(?)です。
漫画って普通、どうやっても主人公が目立つじゃないですか。だって主人公を中心にした物語なんですから。
『もやしもん』なんて特に、地に足着いたリアルな世界観の中で、主人公ひとりだけが特殊能力持ちなんだから、なおさらです。
でも『もやしもん』では、主人公は大抵メインストーリーの中心にはいません。
「菌が見える」という特殊能力を持ちながら、基本的には物語の中心から少しはずれたところに立っているんですよね。
そこが『もやしもん』の特徴であり、魅力のひとつだと思います。
『もやしもん』の主人公・沢木は、菌が見えるだけで、他の面においては突出したものがない、ただただ一般人なんです。
菌が見える力は特殊能力と言っていいものですが、それは平たく言えばひとつの個性でしかありません。
主人公だから、菌が見えるから、いきなり何かに大成功したり、事件を乗り越える力が湧いたり…そんな出来事は一切起こりません。
ただ、大学に入学したばかりのひとりの若者らしく、友人知人や年長者たちから少しずつ何かを学び取っていきながら、知らない道を1歩1歩進んでいくしかないんです。
そんな現実に即したストーリーだからこそ、沢木のごく小さな変化や成長がすごく輝いて見えます。
そしてその積み重ねの果ての、最終巻での大活躍には、本当に胸が熱くなるんですよね…。
ところで、私は特に寝込んでいるときに『もやしもん』を重宝しています。
『もやしもん』に含まれる知識量は凄まじく、時には欄外までギッチギチに詰め込まれていることも。
助かるんだこれが…。
寝込んでてヒマになった時、小説読むほどの元気はない、かといって漫画だと次の巻取りに行く元気がない…ってコトありません?
その点『もやしもん』だと、漫画自体はすごく面白くて読みやすいし、所々に小説ばりの情報量があるもんだから1冊でたっぷり時間を潰せるし、ていうか絵が好き……ってメリットだらけなんです。
とはいえ、メインストーリーを読む分にはぶっちゃけ読み飛ばしても構わない情報も多々あるので、「えっ文字が多い漫画なの?」と思わず、ぜひ気軽に読んでみてくださいね!
15.『貧乏神が!』助野嘉昭
何度読んでもボロボロ泣かされる最終回…。
▼『貧乏神が!』はこんな作品
・貧乏神と超絶ラッキーガールの交流&成長を描いた作品
・めちゃめちゃ笑ってめちゃめちゃ泣ける
・ギャグマンガ!だけど「別れ」というテーマもあり…
『貧乏神が!』のあらすじ
主人公・桜市子は容姿端麗、頭脳明晰、文武両道、無病息災で欲しいものは何でも手に入れてきた超絶ラッキーガール。
そんな市子をクラスの女子たちは激しく嫌ったが、市子はその視線や悪口すら自分を輝かせる糧としていた。
そんな市子の前に突然現れたのは、貧乏神の紅葉。
紅葉は市子に、「市子が幸福エナジーを異常に持っており、さらに周囲からもエナジーを巻き上げる体質のため、地域のエネルギーのパワーバランスが崩れている」と告げた。
そう…市子が今まで様々な幸福を手にしてきたのは、膨大な「幸福エナジー(人が生まれながらに持っている、人を幸せにする力)」のおかげだったのだ。
市子に余剰な幸福エナジーの返還を求める紅葉だったが、市子はそれを拒否!
あの手この手で迫りくる紅葉の手を、市子は幸運と持ち前のフィジカルで退け続ける!
でも、市子の前にはいくつもの試練が待ち構えていて…。
笑いあり、涙ありの名作ハートフルコメディ。
『貧乏神が!』の感想・レビュー
『貧乏神が!』は勢い任せのギャグマンガではありません。(勢い任せのギャグシーンも面白いけど)
「自分が変わった分だけ世界は変わる」
をはじめ、座右の銘にしたくなるようなセリフの数々…そして、その名言に強い説得力を持たせる、熱く深いドラマがあります。
アクションとギャグ盛りだくさんなので読み心地は爽快ですし、人気漫画やアニメのパロディシーンもめちゃめちゃ散りばめられていて、発見するたびに嬉しくなります。
以前ご紹介した『魔法の料理 かおすキッチン』のキャラクターがまんま登場しているコマもあるので、両方読んでいる身としてはより楽しかったです。
(かおすキッチン登場シーンはパロディじゃなくてたぶんコラボ)
▼『かおすキッチン』の紹介記事はこちら!
めっちゃオススメの漫画です!
『貧乏神が!』の凄いところは、「別れ」というテーマに、最後まで真摯に向き合っているところです。
フィクション作品における「別れ」って、結構曖昧にされがちじゃないですか。
単純に別れまでは描かれなかったり、
一旦別れても、いつかどこかで再会することが匂わされていたり…
それが悪いというわけではなく、読後感だけ見ればむしろそっちの方が爽快だとは思うんですが…
でも『貧乏神が!』は決して曖昧に終わらせない。
『貧乏神が!』ほど「別れ」に真っ向から向き合った少年漫画もそうそうないと思います。
この作品を最後まで楽しんだ人なら、最終回で必ずズタボロに泣かされるでしょう…。
私は連載当時、リアルタイムで単行本を買っていた勢なのですが、もうね、咽び泣きましたよ。
これまで読んだ漫画の中でTOP3に入るくらいの大号泣です。そのくらい心揺さぶられました。
『貧乏神が!』は「笑いあり涙あり」のハートフルコメディなのですが、「笑い」と「涙」の高低差がめちゃめちゃ激しく、ジェットコースターのような作品です。
アツくて面白い物語が読みたい方はぜひ!!
14.『み~んな元気ネコ』岩合光昭
岩合さんの猫写真が世界一なのは全猫好きの知るところだと思うんですが、岩合さんの写真集は買い始めたら(予算的に)きりがないと思って我慢していたんですよね…。
でも買っちゃいました。
岩合光昭の『み~んな元気ネコ』。
表紙の子に一目惚れしてしまって。
似てるんですよ…私の昔の上司に。
(※いっさには上司に猫(ガチ)がいた過去があります)
猫の上司は残念ながら亡くなってしまい、喪失感をかなり長い間引きずったものですが…。
まさかこんなに似た子に出会えるなんて。それも岩合さんの写真集で。
もうこれは運命だろうと思い、エイッと購入してしまいました。
しかしやっぱり岩合さんの猫写真は格別ですね…。
普通、何か(たとえば猫)を実際に目で見た時と、それを写真に撮った時とでは見え方が変わるじゃないですか。
目で見た時って、感動や愛情といったフィルターが少なからずかかりますし、写真は撮る人の技量が問われますし…
その双方の乖離が大きくなればなるほど、良くないギャップが生まれてしまうんですよね。
でも岩合さんの猫写真は、我々が実際に目で見た、そのままの猫にどこまでも近い姿が写真として収められています。
感動的です…。
日本の野良猫の、たくましさがにじみ出る風貌…。
厳つさと絶対的な可愛らしさとが同居した面構え…。
そんな猫たちが、まるで読者の目の前で生き生きと息づいているかのようです。
ちなみに私のお気に入り、表紙の大変ラブリーな猫チャンは『ベーコン』というらしく、なんとベーコンの写真が80点も収録された『吾輩はねこである 名前はベーコン』なる写真集も出版されているとのこと。
………。(Amazonポチー)
13.『イン・ザ・プール』奥田英朗
トンデモ精神科医は、病気を型にはめない。
▼『イン・ザ・プール』はこんな作品!
・テーマは精神科、でもコミカルな連作短編!
・不定愁訴や精神的な問題で悩んでいる人にオススメ
『イン・ザ・プール』は前回ご紹介した『空中ブランコ』の前の巻になりますが、どちらから読んでも問題ないです!
『イン・ザ・プール』のあらすじ
大森和雄は、呼吸困難、下痢、内臓全体の違和感…と、次から次に襲い掛かる不定愁訴にほとほと参っていた。
不安と苦しさから毎日病院へ通う和雄に、内科医は神経科への通院を勧める。
神経科で和雄を迎えたのは、太った中年の精神科医・伊良部だった。
伊良部のアドバイスをもとに和雄はプール通いを開始。その効果はてきめんで、不定愁訴はだんだんと改善していく。
ところが、今度は別の悩みが発生した。「プール中毒」である…。
表題作『イン・ザ・プール』をはじめ、
陰茎強直症にかかった男性の『勃ちっ放し』
集団ストーカーに追われていると思い込む女性の『コンパニオン』
など、5編のストーリーが収録された連作短編集。
『イン・ザ・プール』の感想
『イン・ザ・プール』はそもそもが読みやすい文章なのに加え、連作の短編集なので、漫画でも読んでいるみたいにサラサラ読めます。
普通に1日で読み切れちゃうくらいの読みやすさです。
伊良部の元を訪れる患者は、強迫神経症だったり統合失調症だったりしますが、精神科医・伊良部自身は安易に病名を口にしないところが逆に好感を持てます。
普通、患者からすれば、何か病名を付けてもらった方が安心できるハズなのですが、伊良部の場合はそれに当てはまらないんですよね。
「何々という病気」ではなく「その人の症状」を真っ直ぐに見ているというか。
だから伊良部の治療は型にはまらない。
めちゃくちゃで、なのに適切で、だから患者たちの症状は、やがて快方へと向かっていく…。
次回作の『空中ブランコ』では「飛べなくなった空中ブランコ乗り」や「先端恐怖症のヤクザ」など見るからに変わった患者が多いですが、『イン・ザ・プール』では一見平凡な患者が多いです。
でも、抑圧された精神が、平凡な人間を「変」にしてしまう…。
それはとても怖いことですが、『イン・ザ・プール』では数々の精神病がすごくあっけらかんと扱われています。
そこに救われる人も多いのではないでしょうか。
『イン・ザ・プール』は普通にエンタメ小説として楽しむにももってこいですが、病気…特に不定愁訴や精神的な問題に苦しんでいる人にもオススメしたい作品です。
▼次回作『空中ブランコ』の紹介記事はこちら▼
12.『空中ブランコ』奥田英朗
悩みがある人に、ぜひ読んでほしい小説
▼『空中ブランコ』はこんな作品!
・奥田英雄の「精神科医・伊良部シリーズ」の2作目
・テーマは精神科、でもコミカルな連作短編!
・読むと悩みが軽くなるような作品
『空中ブランコ』は奥田英朗の「精神科医・伊良部シリーズ」の2作目ですが、前作『イン・ザ・プール』を読んでいなくても全然問題ナシですよ!
『空中ブランコ』のあらすじ
サーカス団員・山下公平は今日も空中ブランコを失敗した。
原因は分かっている。ペアの内田が自分に嫌がらせをしているのだ。
内田のことを周りにボヤいても、周りは公平に「疲れてる」「少し休め」と言うばかり。
ある日、何度となく繰り返された内田のミスに腹を立て、公平は内田を殴ってしまった。
それをきっかけに内田は精神科行きを勧められ、渋々「伊良部総合病院神経科」を訪れた公平。
神経科のドアを開けると、そこにはでっぷり太った中年男が胡坐をかいていた…。
飛べなくなった空中ブランコ乗り。
先端恐怖症のヤクザ。
義父のヅラを死ぬほど取りたい医者…
個性豊かな症状、個性豊かな患者たちを、トンデモ精神科医・伊良部が治療(?)していく!
『空中ブランコ』の感想・レビュー
精神科医・伊良部はとんでもない医者です。
明らかに自己管理できていない体型、自己中心的で幼稚な性格。
「医者失格(というか大人失格)」と言いたくなるような言動も少なくありません。
でも不思議と、読んでいてイラっとはしないんですよね。
作中でも言われていますが、伊良部を見ていると、珍しい動物でも見ているような気持ちになります。謎の癒し効果があるというか。
伊良部は基本的に患者のことなんか全然考えていないような行動が多いですが、そんな彼からふと的確なアドバイスが飛び出して、ハッとさせられることもしばしば。
また、『空中ブランコ』の患者たちを見ていると、本人から見たら人生のどん底のような状況も、はたからは冗談みたいみ見えることもあり。
何か悩みを持つ人にとっては、それを小説という形で客観的に教えてもらえるのは救いにもなるのではないでしょうか。
ま、それを自覚したからといってパッと解決しないからこそ人は悩むんですが…。
でも、悩みから快方に向かっていく人の姿を見ることは、悩める人にとってプラスになるはず。
『空中ブランコ』は何かに悩むすべての人にオススメしたい小説です。
11.『あずみ』小山ゆう
歴史の陰に女刺客あり。壮絶な時代アクション漫画
▼『あずみ』はこんな作品!
・美少女×殺し合い…血しぶき舞う壮絶な時代漫画
・絵の上手さ&安定感が化け物級
・大長編!だけど何度も読み返したくなる…
『あずみ』のあらすじ
時は江戸幕府初期。
戦乱の世は幕を下ろしたが、まだまだ世は乱れ、戦の芽はそこらじゅうに転がっていた。
主人公・あずみは、そんな戦の芽を摘むべく、刺客として育てられた女剣士である。
あずみは幼少期を、「爺」と9人の仲間たちだけで、山奥で修行を積みながら過ごした。
修行は厳しいものだったが、「爺」や仲間たちとは仲睦まじく、笑顔の絶えない暮らしを送っていた。
そんなある日、「爺」から外の世界に出るための最後の試練が下される。
それは「仲間同士、2人1組でペアを組んで殺し合え」というものだった…。
試練を乗り越えたあとも、ひとり、またひとりと欠けていく仲間。
そして信じ切っていた「爺」の教えへの疑念。
これは、刺客の少女・あずみの戦いと苦悩の物語。
『あずみ』の感想・レビュー
『あずみ』は単行本にして全48巻の大長編作品ですが、何度読んでも飽きない名作です。
私は自分の本棚の中で間違いなく、『あずみ』を一番多く読み返しています。
『あずみ』の大きな魅力のひとつに、圧巻の画力が挙げられます。
絵柄は1巻の時点ですでに高いレベルで完成されており、48巻で完結するまで一切ブレません。
まさに化け物級の画力です…。
キャラクターはもちろん、背景も素晴らしく、描かれた家や町からは住む人たちの生活感がにじみ出ています。
自然風景を描いた場面でも、風や空気、感触、音やにおいまでもが伝わってきそうな描写力で、これを「漫画」の一言で片づけて良いのだろうか…という気持ちになります。
さらに『あずみ』は心理描写も実に巧みで、成長に伴う精神的な変化が本当に繊細に描かれています。
心理描写はセリフではなく、表情や情景のみで読者に伝えるシーンも多いです。
なので、読み手が年を重ねるごとに、あずみの気持ちを多く汲み取れるようになる。
だから何度読んでも全然飽きないんですよね。
『あずみ』はゴリゴリの時代漫画であり、血しぶき舞うアクション漫画ですが、意外にも内臓露出などのダイレクトなグロ描写は少ないです。
(全48巻の中で5回あるかないかくらい)
グロが苦手な人でも安心して読める名作時代漫画ですよ!